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寒い中、高い木の上に助けを求めて3日間…

泣き続けた猫のために、消防署などが2時間がかりの救出活動。

・木の上に3日間猫がいる。

2007年1月22日の寒い夜、福島県須賀川市の須賀川消防署に住民から、「3日前から、家の近くの木の上で、猫が泣き続けている。降りられないようだ。」と通報が入った。すぐに署員が現場に休校。木の上にいる猫はなんとか確認できたのだが、暗くて救出作業はできない。

翌日23日の朝、消防署は猫救助のため、市役所と県中の保健所に電話をかけ、協力を頼む。すぐさまポンプ車、救助工作車など3台が出動した。現場には署員5人、保健所2人、市役所2人の計9人で救出作業を始める。しかし、木の下が斜面になっていて、さらにハシゴの長さも足らない。

・落ちてきた猫を職員がキャッチ!

相談の結果、「3日間も何も口にしていないのでは、早く助けないと死んでしまう。落下させてでも下ろさないと」という結論になった。そこで木の下のは保健所の装備品のねっとが張られ、はしごの上で署員が棒などで猫を驚かす作戦に。しかし猫はさらに上に登り、届かなくなってしまう。

次の作戦は、木にロープを結び、みんなで引っぱって揺らし、猫を落とすというもの。しかし猫は爪を立て枝にしがみつき、落ちる気配はない。万策尽き、他にいい案がないかと相談していると、猫がそろそろと枝の先端に移動した。長いものならば届きそうだったため、急きょ、住民から借りた物干し竿を持った消防署員がはしごを登った。全員がハラハラと見守る中、竿の先が猫に届く!

押された猫はついに落下。ネットがない場所だったが、待機していた保健所職員が無事キャッチするのに成功した。白の猫が救助されケージに入れられた時には、開始から二時間が経過していた。

 

・保健所での里親探し報道で注目を浴びる

木の上から救助された猫は、生後5ヶ月ほどのオス。保健所で世話をした、衛生推進グループの谷津明彦さんによると、「保護した日は、飲まず食わずだったせいでかなり衰弱していました。いろいろなことを一度に経験したショックから、精神的にも不安定でした。」と。それでも次の日には落ち着いてくれたそうです。

救出の話が掲載された地元の福島民友新聞の記事に、「引き取り手を探している。問い合わせは県中保健所」と入れられた。「反響は大きく、4日間で32人からお問い合わせがありました。抽選会は2月7日に行いましたが、平日の日中のためか希望者は5人でした。」と。

 

・新聞記事の青い目にひと目ぼれ

里親の抽選を引き当てたのは、白河市在住の会社員、佐藤文さん(当時21歳)。3歳の白猫『ビー』を飼っており、「もう一匹飼うなら白猫、と思っていました。新聞記事の内容よりも、写真を見て“まっ白な猫だ。しかも綺麗な青い目!”と、応募したんです。」と。その日のうちに佐藤さんに引き取られた猫は、『ピチョン』と名付けられた。最初は先住猫のビーに威嚇されたが、1週間ほどで一緒に丸くなって眠るくらい仲良くなっている。「毎朝2匹で追いかけっこしてますよ」と、佐藤さん。安心して遊べる家ができてよかったね!

2007年4月号の記事です!

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